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Inkscapeのエクステンション:透視図

 1つのパスオブジェクトのバウンディングボックスを別のオブジェクトが示す四角形にピッタリ収まり、かつ、透視図になるように変形してくれるエクステンションです。


 (参考:パスエフェクト/エクステンションとは

(2023.04.20更新)

 変形したい対象のパスオブジェクトを選択し、次に変形先のパスオブジェクトを選択してから、エクステンション > パスの変形 > 透視図メニューを実行すると、変形対象のパスオブジェクトのバウンディングボックスの四隅が、変形先のパスオブジェクトの最初のノードから4つ目までのノードに順番に一致するように、かつ、それ以外のノードも透視図となる位置に移動します。

 パスエフェクトにもエンベロープがありますが、こちらは変形したい対象のパス自体を四隅のハンドルをドラッグすることで変形するものなので、別のパスの形に合わせて変形するこのエクステンションとは少し違います。

 次の例では分かりやすいようにバウンディングボックスに沿う点線を描いておいて、それも含めて変形先の六角形に収まるようにエクステンションを実行したものです。

 バウンディングボックスが六角形の始点ノード(右上)から4つ目までのノードの中に収まるように変形されています。