お絵描きソフトInkscape(インクスケープ)の使い方を初級レベルから上級レベルまで広く紹介しています。
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Inkscapeでペンローズの三角形を描く

 このページでは、Inkscapeを使って「ペンローズの三角形」を描いてみます。

(2023.04.23更新)

 パスを上手に複製したり回転したり重ね合わせたりすればスマートに描けそうな気もしますが、なんだか正解にたどり着くのが難しいようにも思うので、ここは上のサンプルを見ながらペンツールを使って直接描いてみようと思います。

 まず、垂直、60°、120°のグリッド(ページグリッド)を表示します。

 (参考:スナップ機能(ドラッグ時の位置合わせ)

 ドキュメントのプロパティのグリッドタブで、プロダウンメニューから結晶軸グリッドを選択して新規ボタンを押し、X軸の角度Z軸の角度を60°に指定します。

 その角度でグリッドを表示すると、次のように正三角形を描きやすそうなグリッドになります。


 そして、ペンツールを使ってパスを描くときにこのグリッドの交点のところにノードをピッタリ配置できるように、スナップダイアログでグリッドにチェックを入れます。


 あとは、グリッドの交点を利用して、サンプルと同じ形になるようにペンツールでパスを描きます。回転や重ね合わせなどを考えるといろいろ難しいので、見た目の通りにパスを描きます。


 パスを描き終わったらグリッドの表示を消してパスの色を変更したりすれば出来上がりです。