お絵描きソフトInkscape(インクスケープ)の使い方を初級レベルから上級レベルまで広く紹介しています。
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InkscapeのGUI画面構成

 このページでは、Inkscapeをインストール後に起動すると最初に表示される画面に沿って、各GUI構成の名前と役割を紹介します。

(2024.1.17更新)

InkscapeのGUI画面構成

 ウィンドウの左半分のスクロールバーのある領域は図形などを描いていく領域で、キャンバスと呼ばれます。

 キャンバスの一部は白い四角形で囲われていますが、この四角形はページに当たる部分です。ページは「紙」に相当するもので、印刷などの対象になる部分です。ページの外側もキャンバスなので、ページの外側に描くこともできます。

 ウィンドウの右半分にはデフォルトでは線のスタイルやフォントなど各種設定を行うためのダイアログ(ドッキング可能ダイアログ)が表示されます。詳しくは「Inkscapeのウィンドウ/ダイアログの特殊な機能」のほうで。

 キャンバスの左側に縦一列に、キャンバスに追加できる図形やスポイトなどのお絵描き道具(これらはツールと呼ばれます)を選択するアイコンが並んでいます。このアイコンの並びはツールバーと呼ばれます。

 キャンバスの上側の、一般的なアプリケーションであればカット&ペーストのボタンなどが並んでいる場所には、ツールごとのパラメータ(例えば円弧の角度)を指定するボタン等(ツールコントロールと呼ぶそうです)が並んでいます。

 ウィンドウの一番右端は、カット&ペーストのアイコンなどが並ぶコマンドバーになっています。(一般にはこのようなアイコンの並びを「ツールバー」と呼ぶことが多いので、少々混乱しますね。)

 下端のステータスバーは、いわゆるステータスバーです。キャンバスのズーム状態や、選択中の図形の色などが参考情報として表示されています。エラーメッセージなども表示されるので、時々チェックすると、重要な情報が表示されていることもあります。