このページでは、Inkscapeに特殊なツールとして提供されている、スポイトツール、バケツ(塗りつぶし)ツール、微調整ツール、スプレーツール、消しゴムツールについて紹介します。
(2023.12.19更新)
はじめに
どれもクセのあるツールたちなので、正直あまり使ってません。Inkscapeの中ではお遊び的なツール群のように感じます。これらのツールは「操作しても何が起こるか正確に予想しにくい」という点で、イメージしている通りの絵を描きたいときに便利だとはいいがたいです。落書きのように細かいことは気にせずに描くときは使える面もあるのかもしれません。
というわけで、あまり興味のないツール群ではありますが、Inkscapeの全体を知るために少し調べてみたので、使う可能性の高そうな順に簡単に特徴をまとめたいと思います。さらに詳しい情報はツールごとにまとめてリンクしてあります。
バケツ(塗りつぶし)ツール
キャンバス上をクリックすると、その点を囲う境界線の内側を塗りつぶすようなオブジェクトを生成します。ペイントツールのバケツと見た目は似たような動きです。
詳しくは バケツツールの詳細 を。
スポイト(Dropper)ツール
他のオブジェクトのクリックした位置の色を取り出して、自オブジェクトの色に設定します。
不透明度も一緒に取り出します。
詳しくは スポイトツールの詳細 を。
スプレーツール
選択しているオブジェクトと同じオブジェクトをばらまくように(スプレーのように)追加してくれます。
詳しくは スプレーツールの詳細 を。
消しゴムツール
ドラッグした軌跡に重なったオブジェクトを消すモード、パス/シェイプの一部を切り取るモード、パス/シェイプの一部をクリッピングするモードがあります。
詳しくは 消しゴムツールの詳細 を。
微調整ツール(Tweak Tool)
マウスカーソルを囲うように硬貨大(サイズ変更可)の円が表示され、選択したオブジェクトの上でマウスをドラッグすると、その円に重なったオブジェクトを押しのけたり、吸い寄せたり、小さくしたり、大きくしたり、ぼかしたり、色を変えたりすることができます。
詳しくは 微調整ツールの詳細 を。