このページでは、Inkscapeを使って「木漏れ日」を描く方法について考えてみたいと思います。

(2025.03.17更新)
「木漏れ日」といってもいろんなタイプがありそうですが、ここでは枝の隙間から覗いた太陽から上下左右に広がって見える「木漏れ日」を描いてみたいと思います。
まず「木漏れ日」を書き加える写真をインポートします。

次に「木漏れ日」部分のオブジェクトを作ります。まずインポートした写真と同じぐらいの大きさの矩形を描きます。「木漏れ日」自体は真っ白に塗りつぶしてグラデーションを付けたものを使うので、編集途中に白いキャンバス上でも見分けがつくように青とグレーで塗りつぶしておきます。(最終的には透明に変更します)


そして、背景部分(青いところ)の不透明度をゼロにして、透明にします。

これを写真の上に重ねます。

これでも少し「木漏れ日」っぽくなってますが、さらに直線状に広がる「光線」を加えてみます。
「光線」は太陽の位置に当たる点から四方八方に広がる細い三角形をたくさん描くことで作ってみました。
ペンツールを使って細長い三角形を描きます(1番目のもの)。この三角形は少しだけぼかしを入れて(2番目のもの)太陽の位置から周りに向かうようなグラデーションを設定します(3番目のもの)。

この三角形をたくさん複製して、四方八方に広がっているように位置を調整します。わかりやすくなるようにストロークを赤くしてあります。

これも放射グラデーションのときと同じように青いところを透明に変更します。

この「光線」オブジェクトも写真の上に重ねます。

いい感じに「木漏れ日」っぽい絵になったと思います。